息子の健康診断で、あまり関係性が構築されていないお医者さんに、息子について「何か困っていることはありますか?」と聞かれた。精神科は別の大学病院に通っているので、とくに相談はなかったんだけど、何か聞いてほしそうな空気が流れたので、「落ち着きがないことでしょうかね・・・。」と言葉をつなぐように、言ってしまった。夫と私、大人二人で息子に付き添っていたけど、多少ご迷惑をおかけしたと思うし。それでも、なんとか健康診断を終えたというのもあって、申し訳なさで咄嗟に口をついただけで、アドバイスが欲しかったわけでもない。そもそも精神科でもないから。

そうしたら「どうせできないんだから、あきらめたほうがいい。」って言われてすごくびっくりした。あまりのことで、二の句が継げないでいると、「親御さんが傷つくんだから、あきらめて」って。

は?その言葉に傷ついたよ。というか、余計なお世話である。息子はできないことだらけ。迷惑かけることが多い息子のことは、誰よりも理解している。マシュマロテストの本を読んだって、うちはマシュマロなんか1秒も待てないし。秒速で食べちゃう。だから支援が必要だってことも。こんなことは書くのは悲しいけれどね。

でも、だからって、別に息子のこと「あきらめる」なんて思ったこともない。ましてや、わざわざ言われたくない、しかも医師に。てか、それ、息子の前で言うの・・・?分かり合えなさという溝があると瞬時に感じとってしまった。それでも、内科や整形外科などは、この病院をかかりつけ医にするしかなさそう。せめぎ合い。

「言葉を話せないけど、理解しているんです。聞いてるの!!そんなこと言わないでください」あー、言い返したかったんです、悔しいな。

そのお医者さんが「ぼくの子どもも発達障害だからわかる」って言う。またびっくりしてしまった。そして、たぶん私の息子ほど重度ではないけど・・・って感じも匂わせ、「でもわかる、発達障害だから、そういう特性、あるよね」って。ハイハイハイ、出ました!共感とみせかけての、同じ障害の中でもある、マウンティング発言!ピー!!(笛)

んで、発達障害だからって、何さ?何をあきらめた方がいいんだろう。あきらめるって、人生をですか?できないことを、あきらめる?できることを見つけて、あきらめたくないですがね、わたしゃ。

私と夫と息子につきそって、他の患者さんに迷惑がかからないようにしながら、待合室で私は『GRIT やり抜く力』を再読していたので、医師にそんな言葉を浴びせられながら、なんだか私の時空が歪んでさ。「私のバッグの中にはあの赤いキラキラ表紙の、GRITがあるんだった」と思い出す。なんだか、母としての自信がグツグツ沸いてきて、パラレルワールドに飛び込んださ。

「あの、息子、できないこと多いんですけどもね。夜は21時には就寝して6時に自立起床して。睡眠と自律神経は整ってます。生活リズム完璧でして。ええ。トップエリートです。おまけに、とんでもなく偏食だったんですよ。でもね、よく観察していると、飲み込むときに咳きこんでしまうんです。口の中が過敏だし、飲み込みづらさがあるみたいだなって気づきまして。食材は野菜でもお肉でも細かく刻んで、喉越しが良いかなとか、いつもいつも私は考えてきましたのん。そうしたら、この1年ぐらいで、急に何でも良く食べられるように好き嫌いがなくなって、めちゃくちゃ嬉しいの。すごくないですか?オチビだったし、しょっちゅう入院していた身体の弱かった子が、さっき身長を測ったら、165.7cm!私164.5cmだから、なんと超えちゃったんです!顔だけはイケメンなんで、身長も高くなったら、モデルみたいに見えちゃうかもしれません。3歳からてんかん発作と向き合って、重責発作を起こさないように、この瞬間も怖くて、命と向き合うのが怖くてたまらないんですよぉ。救急搬送中に呼吸が停止したこともあってですね。でもこの1年、発作を起こしていないんです。毎日抗てんかん薬を欠かさず飲んで、まずいと思うのに、多動と衝動性が激しくても、理解してそこはグッとこらえて飲むんです。そして、母という私!片時も息子の手を放すことができない、多動衝動性と向き合って、独特な特性と向き合って、子育てしにくい子だとほとほと嫌になるときもあるんですけどもね?でも私は、絶対に子育てを投げ出さない。GRIT、ねえな、って読んでいるときは思ったんです。でもね、私は、もう持っていましたよ。GRITを。18年も親やってるんだから。そりゃあ、不甲斐ないかもしれないよ?でも必死に迷惑かけないように、迷惑かけながら、やってきた。息子だって、とんでもないGRITを持ってるんだよ。この私があきらめるわけがないだろうが、息子があきらめるわけないだろうが!!!そんなこと私によくも言ってくれたね。私は息子をあきらめない。言葉が出ないかもしれないけど意味のある言葉を一生懸命発音しようとしているんだから。彼の孤独を考えると絶望するときがある。ごめんねって思う。でもさ、息子はアップデートをあきらめてない。だから、その言葉、私は受け取らない。ひろゆきになる。それ、あなたの感想ですよね?あ、そーだ。『嫌われる勇気』にも書いてあったアドラーの課題の分離!いらんわ、そのクソバイス。いらねえけど、ありがとうだ!私たち親子にもGRITがあるって気づかせてくれて!」

いちごとレアチーズケーキタルトとカフェオレ

うん?大丈夫だお・・・。これはリアルでは言ってない。ワテクシ、分別のある大人ですもの。パラレルワールドのお話だよ。そして、この記事のどこからどこまでがノンフィクションでフィクションかなんて、どうでもいいことだね?読書感想文・・・かもね?

今日もおやつが美味しくて幸せです。

息子の鼻血ブー対策のお話は、大変参考になりましたし、今後に活かしたいと思います。エビデンスのあるお話は大好きです。ありがとうございました。